UP、リンカーン称える記念機関車を公開

ロジスティクスユニオン・パシフィック鉄道（UP、アメリカ）は17日、第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンを称える記念機関車を公開すると発表した。

リンカーンは1862年に太平洋鉄道法に署名し、アメリカ初の大陸横断鉄道の建設を推進。同鉄道は現在もアメリカの物流と経済に不可欠な役割を果たしている。

鉄道輸送は、全米の民間鉄道網14万キロを活用し、年間59トンの貨物を国民1人当たり輸送。同社は、鉄道運営費に加え、インフラや技術、ネットワーク拡張のために多くを投資し、安全で信頼性の高いサービスを提供している。今回の記念機関車「No.1616」は、同社のヘリテージフリートに属し、大統領を称えるシリーズとしては「No.4141」（ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領記念機関車）に続く2両目。

この機関車は春に正式公開され、今後は全米各地のイベントや教育プログラムに参加し、鉄道の歴史的意義と経済への貢献を広める役割を担う。塗装にはリンカーン時代の独特な色調を採用し、1869年の大陸横断鉄道完成時にユタ州プロモントリー・サミットで使用された機関車「No.119」を彷彿とさせるデザインだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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