調査・データ技術関連の調査、レポートを出版するABiリサーチ(アメリカ)は19日、世界の倉庫管理システム(WMS)に関する調査結果について公表した。同社は倉庫管理システム(WMS)の売上高は来年までに50億米ドルを突破し、2030年には100億米ドルを超えると予測した。
最新の財務報告書によると、WMSを含むサプライチェーンソフトウェアツールの主要プロバイダーはすべて、2024年まで2桁の売上成長を記録した。SAP(ドイツ)、キナクシス(カナダ)、インフォア(アメリカ)、マンハッタン・アソシエイツ(同)、ブルーヨンダー(同)はいずれも一貫して成長を報告しており、その大部分はSaaS提供と高度なクラウドネイティブ(物理サーバーを使わずソフトウェアを開発・提供すること)ソリューションへのシフトによるものという。
また、プライベート5Gのような倉庫内のプライベート無線ネットワークへの投資も増加しており、同社によるとこの市場は2030年までに年平均成長率(CAGR)89.2%で成長し、60億米ドルに成長する可能性があると予測する。ノキア(フィンランド)やエリクソン(スウェーデン)などの既存プロバイダーだけでなく、ファイアセル(フランス)などの新興プロバイダーも業界をリードしている。
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