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CBRE、キリングループの移転プロジェクトを完了

2013年9月2日 (月)

ロジスティクスシービーアールイー(CBRE、東京都港区)は2日、キリンホールディングスとグループ各社の移転プロジェクトを完了した、と発表した。

従業員数2800人、面積8000坪規模の中野セントラルパークサウスへの移転、統合プロジェクトを5月に完了したもの。

CBREは2011年7月、キリンHDから本社機能移転に向けた物件選定業務と移転プロジェクトマネジメント業務を受託し、東京の中央区や渋谷区など12拠点に分散していたキリングループ17社の本社機能をJR中野駅に隣接する新築大型ビル、中野セントラルパークサウスに移転・統合するプロジェクトをマネジメントした。

これにより、同ビルの17階から21階がキリンHD、グループ各社の新たな本社拠点となった。

キリンHDは、ビルオーナーとの直接相対取引による選定方法を採用せず、物件の情報量、本社移転サポートの知識と経験を兼ね備えたCBREをアドバイザリー・パートナーとして選択。

専属専任媒介という立場で、大型ビルを保有するビルオーナーから対象となる物件情報を収集し、その中から従業員の働きやすさ、ワンフロアの広さ、アクセスの良さ、災害時のリスクマネジメント、事業継続性計画(BCP)対応、消費者に近い街――などの選定基準をアドバイスし、中野セントラルパークサウスへの移転決定をサポートした。

移転プロジェクトマネジメント業務でも、デザインや工事などを同時に請負うプロジェクトマネジメント(PM)とは一線を画す、利害関係のない100%テナント側に立った「ピュアPM」を実践する専門チームが高く評価された。

コスト面では、キリン調達担当部署と連携して入札を行い、競争原理を活用して正規コストから大幅削減を達成。グループ会社の連携強化とグループシナジー創出を図るため、企業別でなく機能別レイアウトの採用などについてもアドバイスを行いながら、プロジェクト全体をコントロールした。