調査・データ米調査会社デカルト・データマインは14日、米国税関統計を基にまとめたアジア‐米国間の海上コンテナ輸送量実績データを公表した。今年1月のアジア主要10か国・地域からの米国向け貨物は185万TEUと単月では過去最多となった。
まとめによると、10か国・地域発米国向け貨物(往航・母船積み地ベース)は前月比7.6%増、前年同月比12.8%増となり、17か月連続で前年同月を上回った。
国別では、1位の中国発が106万6000TEUで58%のシェアを占め、前年同月比9.3%の増。続いて、シェア12%で21万2000TEUの2位、韓国発が同11%増となった。シェア3位のベトナムは同26%増、4位のシンガポールが同39%増、6位のインドが33%増と、大幅に貨物量を伸ばした。日本は3万6000TEUで、シェア2%の8位で、同8.1%増だった。
品目別では家具類が32万1000TEUで最も多く、同13.0%の増。次いでプラスチックの19万7000TEUとなり、同24.6%と大幅に伸ばした。機械類の19万6000TEU、電子機器15万1000TEUなどが続いた。
一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース )貨物の量は昨年12月分で、前月から1.1%減、前年同月比16.6%増の52万9000TEUとなった。
輸送量が最も多い中国向けは11万8000TEUで前年比6.9%減だったが、2位の韓国は6万4000TEUで前年同月比17.8%、3位のインドは5万9000TEUで同53.4%増、4位の日本は5万4000TEUで同11.9%増、台湾は5万TEUで同31.3%増と大幅に輸送量を伸ばした。
品目別では最も多かったのがパルプ・古紙で7万9000TEU、次いで牧草・豆類の6万8000TEU、プラスチックの5万1000TEUなどが続いた。
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