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Ispace、最先端AI半導体企業と月面探査へ協力

2025年2月25日 (火)

調査・データ月面輸送サービスの実現を目指すispace(アイスペース、東京都中央区)は25日、宇宙の過酷な環境にも耐えられるAIアクセラレーターを開発したファブレス半導体企業のEdgeCortix(東京都中央区)と、月面探査活動の実現に向けて協力することで合意したと発表した。

(出所:ispace)

同社は、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業で、日本とルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動している。月へ高頻度、低コストで輸送できる小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発し、2022年12月にはSpaceXのFalcon9でランダーの打ち上げを行った。今年1月には2回目の打ち上げにも成功。2026年にはNASAが行う「アルテミス計画」にも参加する予定になっている。

EdgeCortixは、19年に設立されたファブレス半導体企業で、AI処理に特化したアクセラレーターを開発している。同社の製品は電気通信や防衛、航空宇宙、自動運転システム、ロボティックスなどの分野で活用されており、今年1月にはNASAのテストなどで、同社のAIアクセラレーターが高レベルの耐放射線性を備え、地球軌道や月面を含む宇宙ミッションに適していることを技術的に証明した。

今後、ispaceはEdgeCortixの最先端AIアクセラレーターを月面探査に向けたミッションに活用。シスルナ(地球と月の間の宇宙空間)開発を進めるため、両者で連携していく。

ispaceは「AI技術のリーダーであるEdgeCortixと協力し、シスルナ経済圏の構築のため、共に月面での課題解決に取り組んでいく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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