調査・データ月面輸送サービスの実現を目指すispace(アイスペース、東京都中央区)は25日、同社の米国法人ispace-U.S.が、宇宙や深海での原子力を使った発電システムの開発に取り組むゼノ・パワー・システムズ(米国)と、月面での越夜を成功させるための技術開発に向けて提携すると発表した。早ければ2027年に月面で実証実験を行う。

(出所:ispace)
月面では太陽が当たらない「夜」が2週間続き、地表温度はマイナス173度まで下がる。このため、太陽光発電のみによる長期間の活動は困難で、アメリカ航空宇宙局(NASA)も越夜克服を月面での活動に向けた最も重要な技術的課題と位置づけている。
この課題を解決するため、同社の米国法人ispace-U.S.とゼノパワーは覚書を締結し、ゼノパワーが開発した放射性同位体電源(RPS)の月面での活用を共同で検討していく。同社は、RPSは太陽光の有無にかかわらず、熱制御と電力供給ができるため、「月の夜を生き延びる」機能を実現するうえで理想的な技術だとしている。
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