
▲「E-Tech C 10×4」(出所:ルノー・トラック)
国際ルノー・トラック(フランス)は24日、ドイツのシュウィング・ステッターと共同で開発した電動コンクリート輸送車「ルノー・トラック E-Tech C 10×4」を公開した。最大10立方メートルのコンクリートを運搬可能な同車両は、4月7日から13日にドイツ・ミュンヘンで開催される「バウマ」見本市で展示される。
コンクリート輸送は積載量が求められる分野で、電動化に伴うバッテリー重量の影響を受けやすい。そのため、従来のディーゼル車は8立方メートルのコンクリートを輸送できるが、電動車では積載量が減少する課題があった。この課題に対し、同社は5軸仕様のE-Tech C 10×4を開発し、従来のディーゼル車を超える10立方メートルの輸送能力を実現。バッテリーをキャビン背面に垂直配置することで、シャシースペースを最適化し、ホイールベースの短縮と旋回半径の縮小を達成。都市部や狭小な建設現場での運用にも適した設計となっている。
さらに、シュウィング・ステッターが開発した完全電動のコンクリートミキサーが搭載されており、車両のバッテリーから直接駆動することでCO2排出ゼロを実現。1回の充電で最大110キロ、途中45分の充電を挟めば140キロの走行が可能だ。
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