国内東邦チタニウムは4日、新日鉄住金と合弁で航空機向けチタン合金の製造会社を設立すると発表した。同日、共同事業契約を締結した。
航空機分野向けチタン合金が需要拡大の見込みとなっていることを受け、新日鉄住金と合弁会社を設立して新日鉄住金直江津製造所のEB炉1基を新会社に移管し、大阪チタニウムテクノロジーズが保有するVAR炉2基を新会社が購入して直江津に移設、製造体制を整える。
さらに東邦チタニウムのチタン溶解技術を活用することで、世界的に競争力がある素材製造基盤の構築を狙う。
合弁会社は新日鉄住金が66%、東邦チタニウムが34%を出資して設立し、2014年4月から生産を開始する。