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古河電工、子会社が甲府工場閉鎖、跡地売却へ

2013年9月4日 (水)

荷主古河電工は4日、子会社の古河電工産業電線(東京都荒川区)が9月末に甲府工場(山梨県甲府市)の操業を全面的に停止し、閉鎖することを決めた、と発表した。

甲府工場の操業停止に伴い、国内外の工場へ生産を移管する。工場跡地は売却の方向で検討する。

同工場では、これまで収益改善に向けて収益性の低い事業からの撤退など構造改革を進めてきたが、国内需要の低迷や価格競争の激化に伴い、単独で工場を維持することが困難になった。

このため、高機能で収益性の高い製品を中心に他工場へ生産シフトし、工場を閉鎖することにしたもので、従業員は古河電工産業電線の他工場を中心に配置転換する。

製造品目の移管・集約によって、生産性の向上や固定費の削減を実行し、損益改善を図る。不要になる製造設備・建屋の廃却、人員再配置に伴う経費の発生により損失が見込まれるが、現時点での額は未定。

今後、海外生産拠点を中心としたOEM生産を進め、海外に生産シフトしていく。