ロジスティクス福井県トラック協会は26日、交通死亡事故の急増を受け、安全運転に関する注意喚起を強化すると発表した。福井県内の交通死亡事故は今年に入り昨年同期比で4件増加し、2月25日時点で死者数が4人に達している。
両組織は特に2月下旬から3月にかけて死亡事故が多発する傾向に警鐘を鳴らしている。「多段階停止」と呼ばれる独自の安全運転技術を推奨し、交差点での一時停止時に「停止線」「交差点の角」「左右が見える位置」の3回に分けて停止する方法を提唱している。この方法により、出会い頭事故の大幅な減少が期待できるという。
追突事故の防止策としては十分な車間距離の確保、後方確認の徹底、段階的なブレーキ操作の3点を強調している。特に「スマホを見ながらの漫然運転」による事故が増加傾向にあり、早急な対策が求められている。右左折時の事故防止には交差点の30メートル手前からのウインカー点灯や、横断歩道手前での徐行が効果的だと指摘している。
福井県は歩行者や自転車利用者に対しても安全対策の徹底を呼びかけている。歩行者には横断歩道の使用や「歩きスマホ」の禁止を、自転車利用者には車道左側通行の原則やヘルメット着用の義務化を強く推奨している。「交通事故は当事者だけでなく家族の人生も大きく変える」と警告し、県民全体による安全意識の向上を目指している。
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