近物レックス、JPロジと効率的輸送体制を構築

ロジスティクス近物レックス（静岡県静岡市）は27日、JPロジスティクス（東京都千代田区）との業務提携の一環として、静岡支店の共同運営を3月3日から開始すると発表した。物流業界で進む配送効率化の動きの中、両社のネットワークを統合し、顧客サービスの向上を図る。

全国展開する物流企業の近物レックスは、特別積合事業や貸切輸送事業を中心に事業を展開している。同社は静岡市葵区流通センター内の拠点をJPロジスティクスと共有することで、配送網の最適化を目指す。業界では長距離輸送のドライバー不足や燃料コスト高騰の課題が深刻化しており、経営資源の共有による効率化が急務となっている。

静岡県内では、EC市場の拡大により宅配需要が高まる一方、人手不足が深刻化している。物流各社は共同配送や拠点統合など協業体制を強化し、持続可能な物流ネットワークの構築を急いでいる。今回の共同運営もこうした業界の流れに沿った動きと言える。

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LOGISTICS TODAY編集部
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