田辺三菱製薬、インドネシアで製造棟を新設

メディカル田辺三菱製薬は9日、インドネシア子会社のタナベインドネシアが生産能力の増強と医薬品査察協定、医薬品査察協同スキーム（PIC/s-GMP）への対応を目的として、バンドン工場内に製剤棟を新設すると発表した。奏功費は8億円。

新製剤棟は今月中に着工し、2015年5月に稼働を開始し、高血圧症治療薬「ヘルベッサー」などの固形製剤の生産能力を現在の1.75倍に増強できるようにする。建物は地上3階建てで延床面積2800平方メートル。

PIC/s-GMPは、GMP査察分野で各国加盟当局の相互協力、GMPのハーモナイゼーション、査察システムの統一などを図り、世界標準のGMP基準、査察当局の品質システムを通じて国際的な開発・実施・維持を目的として検討が進められているもの。