AGC、インドネシアで塩化ビニル樹脂生産能力増強

拠点・施設AGC（旧：旭硝子）は5日、インドネシアの同社グループ会社アサヒマス・ケミカル社の塩化ビニル樹脂（PVC）生産能力を20万トン増強し、75万トンに拡大すると発表した。操業開始は、2021年第2四半期で、東南アジア地域でのPVC年間生産能力は120万トンとなる。

▲アサヒマス・ケミカル社

同社の東南アジアのクロール・アルカリ事業は、インドネシア、タイ、ベトナムで展開している。同地域では製造業やインフラ事業などが経済成長に伴い継続的に拡大しており、今後もクロール・アルカリ事業で手がけている苛性ソーダやPVCの需要は安定的に伸長することが見込まれている。

この旺盛な需要に対応するため、インドネシアのASC社で2016年の苛性ソーダやPVCなどの大規模増強に続き、今回のPVC生産能力増強を決定した。