産業・一般羽生モータースクール(埼玉県羽生市)は2月28日、広沢自動車学校(徳島県徳島市)とともに、ベトナム大手教習所グループ「ヴァンタイングループ」と戦略基本協定(MOU)を締結したと発表した。特定技能(自動車運送業)制度の本格化を受け、日本で働く外国人ドライバーの安全性向上を目的に、ベトナム国内で日本式運転教育プログラムを開発・提供する。

(出所:羽生モータースクール)
特定技能制度は、2024年12月に開始され、日本の物流・公共交通分野の人手不足解消が期待されている。政府は5年間で2万4500人の外国人ドライバー受け入れを計画するが、多くの送り出し国では運転教育水準にばらつきがあり、安全運転指導が課題となっている。これに対応するため、同社と広沢自動車学校は、ヴァンタイングループと連携し、日本で職業ドライバーを目指すベトナム人向けに、日本の学科・実技教育を取り入れたカリキュラムを提供する。
同プログラムでは、左側通行での安全確認手順や進路変更技術などを含む実技訓練(15時間程度)をハノイやホーチミン近郊の教習所で順次実施する。また、学科教育には、日本の自動車学校業界の知見を生かしたオリジナル教材を使用し、日本の道路交通法や安全運転の基礎を学ぶ機会を提供する。
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