調査・データフードデリバリー業界向けメディアを運営するYUM JAM(東京都中央区)は5日、ウーバーイーツ配達員10-50代の男女86人を対象に「ウーバーイーツ配達員の実態調査」を実施した結果を公表した。
「ウーバーイーツ配達員の1か月の収入」を聞いたところ、最も多かったのは「1万-2万9999円」となり、月5万円未満の収入の配達員が全体の60%を占めた。一方、月10万円以上の収入を得ている配達員は18%、月20万円以上稼いでいる配達員は5.8%と少数にとどまった「ウーバーイーツ配達員の1か月あたりの稼働時間」については、55%は月30時間未満。月50時間以上稼働している配達員は25%だった。
「ウーバーイーツ配達員が主に稼働しているエリア」で最も多かったのは「東京都」で26.7%、次いで東京都を除く関東が23.3%で2位となり、首都圏エリアだけで全体の50%を占めた。また「ウーバーイーツ配達員が配達時に使用する乗り物」で最も多かったのは「自転車」で全体の50%を占め、都市部を中心に自転車での配達が主流だとわかった。自転車を選ぶ理由としては初期費用がかからないことや、駐輪場所の確保がしやすいことなどが考えられる
「ウーバーイーツ配達員が稼働するメリット」で最も多かったのは「好きな時間に働ける」で、全体の38.2%。一方、「ウーバーイーツ配達員が感じるデメリット」で最も多かったのは「売上が安定しない」で、全体の25.4%だった。また、「ウーバーイーツ配達員として今後も続けたいかどうか」について尋ねたところ「ぜひ続けたい」と「どちらかと言えば続けたい」の合計が80.2%にのぼり、多くの配達員がウーバーイーツの仕事を継続したいと考えていることがわかった。
同社によると、ウーバーイーツを含むフードデリバリーサービスは、単に料理を届けるだけでなく「より快適に」「より安全に」「より効率的に」稼働できる環境を整えることが今後の成長に不可欠と分析した。また、顧客のニーズに合わせたサービスの拡充や、配達員のサポート体制の強化が、業界全体の発展につながり、より多くの人にとって魅力的な選択肢となる可能性が高いとした。
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