
(出所:日産自動車)
調査・データ日産自動車は10日、日本でのモビリティーサービスの開始に向け、運転席が無人の状態での自動運転走行を横浜市みなとみらい地区で公開したと発表した。自社開発の実験車両「セレナ」を用い、日本国内での都市部でのドライバーレス運行としては初の試みとなる。少子高齢化に伴うドライバー不足などの社会課題解決を目的とし、自動運転技術の実用化に向けた開発を加速する。
同社は、自動運転技術の進化を図るため、安全性の確保に重点を置いたハードウエアとソフトウエアの開発を国内外で推進。今回の実験車両では、従来の「リーフ」を基にした実験車に比べ、カメラ、レーダー、ライダーの性能が向上し、センサーの検出範囲が拡大された。加えて、AI(人工知能)を活用した環境認識と行動予測機能の精度向上により、よりスムーズな走行が可能となった。さらに、異常時には即時停車できる冗長性を持たせたシステムを採用し、無人運転時の安全性を確保している。
日産は2017年度から自動運転モビリティーサービスの実証実験を実施しており、その知見を基に25年度下期から26年度にかけ、横浜市で20台を運用する大規模な実証実験を行う。これに向け、関連事業者と運営体制やサービスエコシステムの構築を進めている。実証実験の成果を活用し、27年度には自治体や交通事業者と協議の上、自動運転レベル4のモビリティーサービス提供を目指す。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com















