ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ダイムラー、ドイツ飲料がeキャンター導入

2025年3月11日 (火)

荷主ダイムラートラック(ドイツ)は6日、電動小型トラック「FUSO eCanter」がドイツ・ヘッセン州の飲料販売業者ゲトレンケ・フリードリヒに採用され、家庭向け配送業務での運用が1年を迎えたと発表した。同車両はラストワンマイル配送向けのEVトラックとして高く評価されており、特に都市部での機動性と持続可能性が強み。

(出所:ダイムラートラック)

ゲトレンケ・フリードリヒの経営者ペーター・フリードリヒ氏は、2023年に新たな配送車両の導入を検討した際、電動駆動、最小40キロの航続距離、普通免許での運転が可能であること、高い積載能力、側面スライド式幌付き平ボディ、コンパクトで市街地での運転が容易であることを条件とした。調査の結果、要件を満たす新型FUSO eCanterが選ばれ、販売代理店のロベルト・クンツマンを通じて発注。24年2月から本格運用を開始し、6千キロ以上の走行実績を持つ。

「FUSO eCanter S415e」は、150馬力(110キロワット)の電動モーターを搭載し、現地での二酸化炭素排出をゼロに抑えている。バッテリーは41.3キロワット時の容量を持ち、最大航続距離は70キロ。車両総重量4.25トンで、運転には普通免許が適用される。最小回転半径は12メートルで、市街地や住宅街での配送に適した機動性を確保。3600ミリの荷台長を備え、積載量は1.2トン。フリードリヒ氏は、3年間のリース契約終了後、事業拡大に応じて2台目のeCanter導入を計画している。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com