ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本海事協、大型コンテナ船の水槽試験データ公開

2025年3月11日 (火)

ロジスティクス日本海事協会(ClassNK)は10日、大型コンテナ船や代替燃料船の設計・導入を支援するため、直接荷重解析プログラムのベンチマークとして活用できる水槽試験結果を公開した。公開データは、大型コンテナ船と油タンカーの2船種で、形状や重量分布の設計データに加え、運動特性や加速度などの試験結果を含む。

直接荷重解析は、従来の簡易算式では対応できない新たな船型の船体強度評価に用いられる手法であり、解析プログラムの共通基準として本データを活用することで、評価の信頼性と透明性が向上し、設計審査の迅速化に寄与する。同協会は、最新の計測機器を用いた大規模な水槽試験を実施し、設計者や関係者が利用可能なベンチマーク試験データを整備した。また、「直接荷重解析に基づく強度評価ガイドライン(第4版)」を発行し、精度検証の際に当該データとの比較を推奨する要件を新たに追加した。

試験データは、日本海事協会技術研究所のウェブサイトのClassNK Open dataページで申し込み可能であり、ガイドラインも同協会のウェブサイト内のマイページで閲覧できる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com