
▲顔認証イメージ(出所:日本航空)
調査・データ日本航空(JAL)と日本電気(NEC)は17日、ドライバーの付帯業務の自動化・省人化を目指し、JALグループ社員が関連施設間の移動で利用している業務連絡バスの一部区間で、NECの通信・AI技術を活用した自動運転の業務システムや顔認証乗車システムの検証を開始したと発表した。
実証実験は17日から24日まで、羽田空港整備地区内で実施。TIER IV(ティアフォー、東京都品川区)の電動バスを使い、レベル2(特定条件下での自動運転)で運行する。
乗車する前に、JALグループ社員の専用アプリケーションで乗車予約し、NECの顔認証システムでバスに乗車する。バスにはNECの遠隔見守りシステムを搭載し、走行状況をリアルタイムに確認するほか、車内外の安全確認を行う。
JALとNECではバスの運転手不足や利用者の減少によるバス路線の縮小に対応するため、レベル3(条件付き自動運転)の車両の活用を検討している。今回の実証実験は、こうした自動運転車の実現に向けたもので、乗車確認や案内などドライバーが担っている運転以外の付帯業務の自動化や省人化についても検証する。
両社は、実証実験の成果をもとに、最新のモビリティ技術を用いた新たな移動手段の提供を検討するとともに、自動運転技術の空港業務への活用や、顔認証などのシステム連携による空と地上のシームレスな移動の実現を目指すとしている。
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