
▲契約調印式の様子(出所:三菱造船)
荷主三菱造船は21日、メタノール燃料を使用するRORO船3隻をトヨフジ海運(愛知県東海市)、宮崎産業海運(大分県津久見市)、日徳汽船(広島市東区)向けに追加受注すると発表した。これらの船舶は山口県下関市の下関造船所江浦工場で建造され、2028年度より順次完成・引き渡し予定。
新造船は全長168メートル、全幅30.2メートル、総トン数1万5750トンで、乗用車2300台の積載能力を有する。推進抵抗を抑える風防スクリーンや高効率プロペラ、高性能舵などを備えた省エネ技術を採用し、燃費性能を向上。エンジンはメタノールとA重油の両方を使用可能なデュアルフューエル型で、既存の重油船に比べCO2排出量を20%以上削減できる。
また、従来船に比べて積載台数が増加することで1航海当たりの輸送能力が向上し、配船スケジュールに余裕が生まれるため、乗組員の休暇や休息時間確保にもつながる。
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