
▲遠隔操作移動式コンベヤー(出所:安藤ハザマ)
荷主安藤ハザマは24日、山岳トンネル工事の無人化を目指し、遠隔操作で稼働する移動式コンベヤーを開発したと発表した。建機レンタルのリョーキ(広島市西区)と共同で開発し、三井三池製作所の試験ヤードと施工中のトンネル現場で実証試験を実施、有効性を確認した。掘削からズリ出しまでの工程を無人化するシステム構築を進める。
このシステムは、トンネル掘削に伴って変化する作業機械の位置を補完し、作業の省人化と安全性向上を狙う。遠隔操作装置はタッチパネル式で、現場詰所など快適な環境から操作可能とし、カメラやミリ波レーダーで周囲を確認、安全を確保する。さらに、大型ホッパーにより掘削ズリの受け入れを効率化。ほかの自動化技術と連動させ、作業全体の自動化を図る。
物流面では、ズリの搬出作業が自動化されることで、従来必要だった人員を削減できるほか、作業時間や資機材の移動も最適化される。これにより、現場内の建設機械の動線が効率化され、トンネル内の物流が円滑化する。
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