M&ATOPPANホールディングスは24日、グループ会社のTOPPANスペシアリティ・フィルム(インド)が、イタリアの包装用フィルムメーカーのイルプラストの発行済株式の80%を取得すると発表した。取得完了は2025年4月-6月を予定している。
イルプラストは熱収縮に強く、耐久性と耐熱性に優れた高機能BOPPフィルムの製造技術を持ち、同時二軸延伸技術によりバリア性能や寸法安定性を確保する。この技術は薄膜化にも対応し、プラスチック使用量の削減に貢献する点で、持続可能な物流資材として注目されている。同社グループは同社の技術と自社のソリューションを統合することで、グローバル市場における環境対応型パッケージ材の提供を加速する。
特に欧州市場では、循環型社会の実現に向け、環境配慮型製品への需要が急増している。今回の買収は、そうしたニーズに応えるものであり、食品や日用品向けの包装資材の持続可能性を高めるとともに、物流業界でも環境負荷の低減につながる。
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