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東邦HD、羽田に輸入医薬品対応の高機能センター

2025年3月27日 (木)

メディカル東邦ホールディングス(HD)は27日、医薬品製造販売事業子会社の共創未来ファーマ(東京都中央区)とともに、東京都大田区に「羽田パッケージングセンター」を開設すると発表した。施設は東邦HDグループの高機能物流センター「TBCダイナベース」内に設置され、ことし9月に稼働予定だ。

東邦ホールディングスは、医薬品卸売や調剤薬局、医薬品製造販売を手掛ける企業グループで、安定した医薬品供給を目的とした物流強化を進めている。共創未来ファーマはジェネリック医薬品の販売やCDMO(製造開発受託)事業を展開しており、新センターの開設によって、スペシャリティー医薬品の取り扱いを拡充し、卸売事業との連携強化を図る。

羽田パッケージングセンターでは、低温管理が必要なバイアル製剤の検査・包装・保管を行う。羽田空港に近い立地を生かし、国内市場向けのみならず、海外製薬企業の受託業務にも対応する。さらに、CDMO、メーカー倉庫、卸倉庫の機能を一体化し、効率的なワンストップサプライチェーンを構築する。これにより、一部のスペシャリティー医薬品や希少疾病用医薬品に求められる高度な温度管理や振動リスク低減を実現し、医療機関や患者への安定供給を目指す。

施設は京浜トラックターミナル内に位置し、延床面積は1598平方メートル。設備面では、2-20ミリリットルのバイアル製剤に対応する異物・外観検査機や容器完全性試験機、カートナーを導入する。また、冷所での作業環境を備え、製品の品温上昇を抑制する。加えて、免震構造や自家発電設備を備え、災害時の事業継続(BCP)にも対応可能な設計となっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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