SGHD、物流施設ファンド事業に本格参入

話題SGホールディングスは7日、傘下のSGリアルティがザイマックスと共同で非上場オープンエンド型不動産投資法人（私募リート）の運用を目的とした資産運用会社「SGアセットマックス」（SGAM）を設立したと発表した。

SGリアルティは、SGHDグループでCRE戦略を担う不動産事業会社で、主にグループ各社が事業用として利用する不動産の所有、運営管理を行っており、8月時点で450棟の物流施設を管理・運営。

最近では千葉県柏市で大規模マルチ型物流施設を開発するなど、グループ以外の不動産利用ニーズを取り入れた開発案件も手掛け、事業領域の拡大を進めている。

ザイマックスは、前身のリクルートビルマネジメント時代にリクルートグループが所有する不動産の戦略実践部隊として経験を積み、SGリアルティに対して設立当初から経営幹部を派遣するとともに、事業をサポートしてきた。

こうした関係を発展させる形で設立したSGアセットマックスは、代表者、業務ディビジョン員、コンプライアンス・オフィサーをSGHDグループが、投資運用部長をザイマックスがそれぞれ派遣する。

新会社が設立する私募リートは、両社の強みを生かしたインカムゲイン重視型の投資法人を目指し、当初はSGHDグループが所有・利用している物流施設、SGリアルティが開発を手掛けた大型のマルチテナントの物流施設などを組み入れる方向で検討している。

SGリアルティでは「投資家に対して私募リートの持続的な成長を通じ、中長期にわたって安定した収益を実現できる投資商品を提供する」としている。

■SGアセットマックスの概要
所在地：東京都江東区新砂1-8-10SGHビル新砂2階
代表者：長尾秀樹氏（代表取締役社長）
設立：2013年4月
資本金：2億円
事業内容：投資運用業
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