ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

移動規制植物の取り締りに協力を要請、植物防疫所

2025年3月28日 (金)

産業・一般農林水産省は27日、4月21日から「植物等の移動規制に関する広報強化週間」が始まるのを前に、沖縄や奄美群島などから本土への持ち込みが禁止されている植物の輸送の取り締りへの協力を求める文書を、全日本トラック協会など関連団体に送付した。同省では、農作物の害虫や病原菌の蔓延を防ぐため、一部の植物の移動を規制している。

沖縄県や鹿児島県の奄美群島、東京都の小笠原諸島には、国内の他の地域に発生していないアリモドキゾウムシ、イモゾウムシ、アフリカマイマイ、カンキツグリーニング病菌など農作物に大きな被害を与える病害虫が発生している。このため、同省植物防疫所では、これらの病害虫を他の地域に蔓延させないため、こうした病害虫や、病害虫が付着するおそれのある植物などの移動を規制し、空港や港で取り締りを行っている。

持ち出せない植物は、発生地域で生育したサツマイモやエンサイ(空心菜)、柑橘類などで、サツマイモの加工品や安全が確認された柑橘類の苗木などは対象外となる。

移動規制の対象地域から、こうした植物や病害虫を他の地域に持ち出したときは、植物防疫法違反で罰せられる可能性がある。植物防疫所は植物などの持ち出しに注意を呼びかけるとともに、運送会社などに対し、持ち出せない植物などが届いた場合は、植物防疫所に連絡するよう協力を求めている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com