
(出所:西濃運輸)
産業・一般西濃運輸(岐阜県大垣市)は31日、スキマ時間労働サービス「タイミー」を活用し、スキマバイトとして同社で働いた経験者を1年間で92人、正社員で採用したと発表した。
この取り組みは、2024年2月に親会社セイノーホールディングスとタイミーが締結した包括的な資本業務提携の一環として、新たな人材採用手法として実施したもの。今回獲得した92人は、西濃運輸の年間正社員採用数の10%を占める。
採用されたのは主に20代から40代までと幅広く、物流業界での就業経験がない人も含む。これらの人材はスキマバイトを通じて、柔軟な働き方のもと、実際の業務内容や職場環境を直接体験できた。この実地経験により、企業側は応募者の適性や意欲を実践的に評価し、求職者も仕事内容や企業文化への理解を深めた。この双方向のコミュニケーションと実践的な経験の組み合わせにより、高いマッチング精度と円滑な正社員採用が実現した。
西濃運輸は物流業界の深刻な人手不足に対応するため、複数の取り組みを段階的に導入してきた。タイミーを活用した新たな採用手法の成功を受け、同社はこの人材確保・育成の取り組みを物流業界全体のモデルケースとして確立し、業界の持続的な発展と競争力強化に貢献していく方針だ。
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