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3月運輸業の景気DIは前月比0.8ポイント改善

2025年4月3日 (木)

調査・データ帝国データバンク(TDB)は3日、全国2万6674社を対象とした3月の国内景気動向を調査・集計した景気DIを発表した。3月の景気DIは前月から横ばいの43.5。国内景気は人出の増加が下支えしたが、食品や原材料の価格の高止まりが抑制要因となった。

業界別に見ると、運輸・倉庫業は前月比0.8ポイント増の43.3と改善した。10業界中7業界が改善し、インバウンドや外出機会の増加、自動車関連の需要増、都市の再開発などがプラス材料となった一方、燃料・原材料価格の上昇、人材確保の難しさなどが悪材料となった。

TDBによると、日経平均株価が31日に今年最大の下げ幅を記録するなど、金融市場で米国の経済政策変更による影響を大きく受けた。また食品や原材料などの価格の高止まり、人材確保の困難さは引き続き幅広い業種の収益を圧迫し、景況感を下押しした。2025年度も前年同様に高い水準の賃上げが期待されるが、企業からは「賃上げ疲れ」といった声も寄せられた。一方、インバウンド需要や物価高対策、大阪・関西万博のほか、IT関連の設備投資は底堅く推移するとみられ、今後は設備投資などが支えるものの、世界経済の不確実性が高まり横ばい傾向が続くと見込まれると分析した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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