KDK、チャーター専門軽貨物マッチング開始

ロジスティクスKDK（札幌市厚別区）は7日、軽貨物ドライバーと荷主を直接結びつける新たなマッチングサービス「HACONDE.com」（ハコンデドットコム）の提供を正式に開始したと発表した。

同サービスは、すべての案件をチャーター便で対応するスタイルを採用。これにより、混載によるトラブルや時間ロスをなくし、効率的な受発注が可能になるとしている。依頼者自身が希望価格を設定する仕組みで、チャーター便の特性から料金は比較的高めに設定される傾向にあるという。

最大の特徴は、依頼者とドライバーが直接契約する点にあるとされる。中間マージンを排除することで、ドライバーへの報酬還元率を高める仕組みだという。配送完了後（または完了前）に、依頼者から直接現金で報酬を受け取る「即日現金受取」も可能という。案件は早い者勝ちで、これまで案件獲得が難しかったドライバーにも機会を提供するとしている。安全性にも配慮し、ドライバーの本人確認、依頼者・ドライバー双方への通報システム、ログ監視体制を整備したという。

葛西弘章社長は、「軽貨物業界では案件獲得競争が激しく、収入確保が難しいとの声が多かった。HACONDE.comは、チャーター便を基盤とした高単価案件を提供し、ドライバーに十分な報酬と自由な働き方を実現してもらえる」とコメント。「依頼者とドライバー双方にとってWin-Winの環境を整備する」としている。同社は今後、全国エリアへのサービス展開を進めるとともに、企業向けの定期便やルート配送など多様なニーズにも対応していくという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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