
▲関係者向け車両(出所:ENEOS)
荷主ENEOSとトヨタ自動車、マツダ、スズキ、SUBARUダイハツ工業の自動車メーカー5社は11日、大阪・関西万博の開催期間中、来賓や関係者向け車両として、合成燃料を混合した燃料を使用した乗用車を提供すると発表した。車両は会場内で運行される。
ENEOSは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて昨年9月、同社中央技術研究所内に実証プラントを整備。プラントで製造した合成燃料を車両に提供する。
合成燃料は、再生可能エネルギー由来の水素とCO2が原料で、CO2の排出量を抑えられる。また、液体燃料のため、既存インフラを活用でき、内燃機関のCO2排出量削減にも貢献する。
トヨタ、マツダの車両は来賓向け、スズキ、SUBARU、ダイハツの車両は関係者向けとして、開催期間中運用される。合成燃料を使用してもガソリン同様に走行できることは既に確認されている。
6社は、万博会場での運行を通じて、合成燃料で走るエンジン搭載車両がカーボンニュートラルに向けたモビリティーの重要な選択肢の1つであることをアピールするとししている。大阪・関西万博は今月13日に開幕。10月13日までの予定となっている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com