M&A将来宇宙輸送システム(東京都中央区)は14日、Letara(札幌市西区)と包括連携協定を締結し、ハイブリッドエンジンを用いたロケットシステムの共同開発を開始すると発表した。2028年の人工衛星打上げを目標とし、アジャイルな開発体制の構築と飛行実証の早期実現を目指す。

(出所:将来宇宙輸送システム)
同社は22年の創業以降、電動ポンプを活用した液体燃料ロケットエンジンの開発などを推進してきたが、今回の協定により、LetaraのCAMUI技術を活用したハイブリッドエンジンによる選択肢を追加した。ハイブリッド方式は構造が単純で、安全性・コスト効率・開発スピードに優れるとされ、宇宙物流の早期実現に資する技術とされている。
この連携は文部科学省の中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)において8500万円の追加予算配分を受けており、今後は燃焼試験や設計検証を進めることで、将来的な宇宙物流の実用化を視野に入れる。
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