サービス・商品旭化成(東京都千代田区)と将来宇宙輸送システム(東京都中央区、ISC)は11日、次世代宇宙輸送システムの実現に向けた活動を推進すべく、包括連携協定を24年12月に締結したと発表した。
近年、宇宙を活用した通信やデータ活用サービス等の需要拡大に伴い、人工衛星などを輸送するロケットの需要は世界的に高まっている。しかし高まる需要に対して、国内のロケット供給・打ち上げ能力は不足しており、特に民間の国産ロケット開発は急務の課題とされている。今回、推進システムに関する知見、施設・設備を有する旭化成と、革新的な宇宙輸送の実用化を目指すISCが連携することで次世代宇宙輸送システムの早期実現を加速できると判断し、包括連携協定を締結するに至ったという。
同協定により、ISCが実現を目指す宇宙輸送システムに必要となるロケットエンジンの開発に関して、旭化成が保有する推進システム製造技術・評価施設(滋賀県・高島市)を活用した試験および検討を実施。すでに2025年1月にISCのロケットエンジン開発にかかる初回試験を実施した。そのほか、次世代宇宙輸送システムの実現に向け、ロケットエンジン開発以外の分野においても、両社の技術を融合させる。
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