ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

エーアイティー決算、海外セグメント増収貢献

2025年4月14日 (月)

財務・人事エーアイテイーが14日発表した2025年2月期決算によると、売上高は前年比8.2%増の556億3800万円、営業利益は同5.9%減の40億7300万円、最終利益は2%増の30億4700万円と増収最終増益だった。

日本セグメントの売上高は、前年同期比7.5%増の471億4300万円、セグメント利益は同10.2%減の31億8500万円と増収減益だった。海上輸送では、6月以降に海上運賃が上昇基調に転じたものの、一方では競争が厳しさを増し、売上総利益率の低下と人件費などの増加が利益を圧迫した。海上輸送の取扱コンテナ本数は、輸入で23万1070TEU(前年同期比1.1%増)となり、また円安の状況下で輸出貨物の集荷にも注力したことにより、米国や中国、台湾、インドなどに向けた貨物が増加し、輸出で1万7829TEU(同19.2%増)と堅調な伸びとなった。結果、輸出入合計では24万8899TEU(2.2%増)となった。また、通関受注件数も子会社での受注増加が寄与し、13万9294件(3.2%増)と前年同期を上回った。

中国セグメントの売上高は前年同期比6.8%増の68億6900万円、セグメント利益は同12.4%増の6億7800万円で増収増益だった。4月以降で日本向け貨物の取扱いが安定したことで中国国内での輸送関連の収益を確保し、円安に伴う円貨換算額の増加が収益をさらに押し上げる要因となった。

その他セグメントの売上高は前年同期比43.7%増の16億2400万円、セグメント利益は同18.6%増の2億900万円だった。ベトナムの子会社では日本向け貨物の取扱いが回復傾向にあり、台湾の子会社でも日本からの輸入貨物の増加などにより収益機会が増加した。ミャンマーの子会社では、輸送関連の収益を安定的に確保し、検品・検針の受注も堅調に推移した。

2026年2月期の通期業績予想は、売上高が前年比7.8%増の600億円、営業利益は同5.6%増の43億円、最終利益は4%増の31億7千万円と増収増益を見込む。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com