環境・CSR長野県白馬村と、CO2排出量削減のサポートを手がけるZevero(ゼヴェロ、東京都港区)は15日、国際的な自治体のGHG算定標準ガイドライン「GPC」に基づいて、2024年4月から12月までの村内の排出量(速報値)を算定したと発表した。白馬村は、村内で排出される温室効果ガス(GHG)を測定し、効果的な排出量削減を目指す「はくば脱炭素アクション」に取り組んでいる。
算定した9か月間の村全体の排出量はCO2換算で5万4675トン。内訳は電力やガスなどの固定エネルギーが3万7693トン、廃棄物52トン、運輸1万7831トンだった。基準年としている16年に比べ、39%の減少となった。
GPCはWRI(世界資源研究所)などによって共同開発され、都市レベルの脱炭素戦略や気候変動対策の基盤として国際的に広く活用されている。国内ではあまり採用されていないが、同村は「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」を村のビジョンとして掲げていることから、国際的な標準ガイドラインを採用した。
村では30年までに16年比でCO2排出量を60%削減し、50年には排出量実質ゼロを達成するとの目標を掲げている。
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