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24年冷凍食品出荷額は初の8000億円超に

2025年4月17日 (木)

調査・データ日本冷凍食品協会は17日、2024年の冷凍食品の出荷額が8006億円で過去最高となったとする冷凍食品の生産・消費調査結果を公表した。出荷額の増加は価格の引き上げによるもので、国内生産量は153万8000トンと前年より0.5%減少した。

調査結果によると、昨年1月から12月の工場出荷額は前年比2.6%増で、初めて8000億円を超えた。出荷額は新型コロナ禍の19年に前年を下回ったものの、20年以降は毎年、前年を上回る伸びを見せている。一方、生産量は23年に続いて前年を下回った。

(クリックで拡大、日本冷凍食品協会「令和6年冷凍食品の生産・消費について(速報)」より引用)

家庭用と業務用の比率は、数量ベースでは前年に引き続き業務用が家庭用を上回り、金額ベースでは引き続き家庭用が業務用を上回った。

業務用は数量が79万8225トンで同1.2%増、金額は3944億円で3.7%増と、数量、金額ともに増加した。家庭用は、数量が73万9629トンで2.3%減少したものの、金額は4062億円で1.7%増加した。

品目別の生産量を見ると、農産物が前年より4.4%増加したものの、国内生産の大半を占める調理食品は同0.5%減少し、水産物(1.2%減)や菓子類(5.0%減)、畜産物(13.9%減)も減少した。

小分類品目別での生産量は、1位うどん、2位コロッケ、3位ギョウザ、4位炒飯、5位ラーメン類で、上位5品は前年と変わらなかった。前年より生産量が増加したのは、ラーメン類(8.3%増)、ピラフ類(5.8%増)、シュウマイ(5.6%増)などだった。

輸入を含めた冷凍食品の国内消費量は292万5000トンで前年より1.5%増加し、1人当たりの年間消費量は0.4キログラム増加し23.6キログラムとなった。消費金額は1兆3017億6700万円で前年より4.4%増加した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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