調査・データDataintelo Consulting(データインテロ・コンサルティング、米国)は21日、重量物無人搬送車(AGV)市場に関する最新レポートを公表し、物流分野での同市場の成長が顕著であると発表した。2024年の市場規模は47億ドルで、37年には135億ドルに拡大し、年平均成長率は8.5%と予測している。
同レポートによると、AGVは倉庫や港湾、製造業など高負荷作業を伴う現場で導入が進んでおり、スループットや安全性、コスト効率の向上に寄与している。特にアジア太平洋地域では中国、日本、インドが成長をけん引しており、港湾物流や配送センターでのAGV活用が拡大している。自動車や防衛、航空宇宙、EC(電子商取引)分野でも導入が加速しており、再生可能エネルギーやスマートファクトリーへの対応が鍵とされている。
同社は、労働力不足やグリーン物流への対応がAGV需要を後押ししているとし、今後はAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、デジタルツインとの統合が進むと見込む。特に5GやESG対応が進む新興市場では、大規模産業や政府系インフラに向けた物流自動化の需要が急速に拡大するとしている。
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