
▲運搬ロボット「KEENON W3」(出所:チェンジホールディングス)
メディカルチェンジホールディングス(HD)は24日、同社子会社であるDFA Robotics(東京都港区)が、東京慈恵会医科大学附属柏病院に運搬ロボット「KEENON W3」を導入したと発表した。同ロボットは検体や薬剤の搬送業務を代替し、看護補助スタッフの負担軽減を図る。同ロボットの本格導入は、位置情報サービス「Beacapp Here」と連携した実証実験の成果に基づく
実証実験は2024年10月16日から2週間、病院内の2階フロアにて実施され、ビーキャップ(同)のサービスによりスタッフとロボットにビーコンを装着し、動線データを収集・分析。その結果、スタッフの1日あたりの平均運搬回数は9.5回から4.8回に、平均移動時間は9分39秒から4分57秒に削減された。検体搬送などの間接業務がロボットで代替され、医療スタッフは患者対応の時間を確保しやすくなった。
ロボットは1度に最大4か所への搬送に対応し、扉付き収納により秘匿性の高い医療物品にも適用可能。今後、DFA Roboticsは搬送や清掃といった病院内の間接業務全般にロボティクスを活用し、生産性向上と人手不足の緩和を図る。
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