財務・人事キューネ・アンド・ナーゲル(スイス)は24日、2025年第1四半期の業績について発表した。全体の売上高は前年同期比15%増の63億3000万スイスフラン、EBIT(利払前・税引前利益)は同7%増の4億200万スイスフラン、最終利益は9%増の3億300万スイスフランだった。
海上物流事業部門の売上高は30%増の24億9900万スイスフラン、EBITは7%増の2億1000万スイスフランだった。3月末のコンテナ取扱量は100万TEUで、3%増加した。24年11月に買収を行ったIMCロジスティクス(米国)の業績を1月に統合しており、収益の増加につながった。
航空物流事業部門の売上高は13%増の17億8200万スイスフラン、EBITは23%増の1億1600万スイスフランだった。貨物取扱量は51万4000トンで5%増加した。特に半導体分野で市場シェアを拡大。ブリュッセルとシカゴ間、ブリュッセルとシンガポール間にヘルスケア向けの新たな低温物流向けルートを開設した。
道路物流事業部門の売上高は1%増の8億7100万スイスフラン、EBITは37%減の1900万スイスフランだった。一般貨物事業は欧州市場の需要低迷により前年比で減少した。市場状況の回復には時間がかかると見込んだ。
契約物流事業部門の売上高は3%増の11億7800万スイスフラン、EBITは4%増の5700万スイスフランだった。同部門は引き続き成長軌道に乗っており、トルコにサノフィ向け、ドバイにロールスロイス向けの新たなフルフィルメントセンターを開設した。
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