財務・人事キューネ・アンド・ナーゲル(スイス)が23日発表した2026年第2四半期決算は、売上高が前年同期比8%増の66億スイスフラン、EBIT(利払い・税引き前利益)が11%増の3億8100万スイスフラン、純利益が10%増の2億7600万スイスフランとなった。為替変動の影響を除くと、売上高は11%増、EBITは17%増だった。
航空物流部門が業績をけん引した。売上高は20%増の22億スイスフラン、EBITは35%増の1億5400万スイスフランとなった。顧客構成の改善や、テクノロジー分野を中心とした市場シェアの拡大が寄与した。Googleのクラウドインフラ機器をアジアから米国へ輸送するなど、一貫物流案件も拡大した。上期の航空貨物取扱量は110万トンだった。
海上物流部門は売上高22億スイスフラン、EBIT1億4000万スイスフランだった。アジア発欧州・北米向けでシェアを伸ばした一方、景気低迷を背景に欧州発の輸出は低調だった。上期のコンテナ取扱量は210万TEUとなった。
陸上物流部門は売上高14%増の10億スイスフラン、EBIT29%増の3600万スイスフラン。契約物流部門は売上高2%増の12億スイスフラン、EBIT21%増の5100万スイスフランだった。契約物流ではクラウド事業者向け案件を獲得し、新たに使用する倉庫面積は合計30万平方メートルを超える見通し。
同社は全社的な効率化やAI(人工知能)の導入を進める。上期業績を受け、2026年通期の一時要因を除くEBIT予想を13億5000万-15億5000万スイスフランに引き上げた。
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