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オムロン、日本通運の浜松拠点を「DX倉庫」化

2025年4月30日 (水)

ロジスティクスオムロンは28日、日本通運の倉庫DX(デジタルトランスフォーメーション)化事例を発表した。

浜松市中央区に設置された日本通運「浜松物流センター」(通称「DX倉庫」)では、オムロンのグループ会社であるオムロンフィールドエンジニアリング(東京都目黒区)が次世代型倉庫の実証実験を推進中。DX倉庫では、荷物を積んだ棚そのものがボタン一つで移動するシステムを導入し、通常の1.7倍の荷物保管を可能にした。

(出所:オムロン)

また、検品作業では画像認証システムを活用し、商品を作業台に置くだけでシリアルナンバーを自動読み取りする仕組みを構築。これにより生産性が27%向上したという。出庫作業でもロータリーラックと呼ばれるベルトコンベヤー付き棚を活用し、送り先ごとに自動グルーピングされた荷物が作業者のレーンまで自動輸送される。

日本通運静岡支店の山口杜夢氏は「今後は画像認証カメラを活用した作業者の行動分析も実施予定だ。最終的には人の行動パターンもデータ化し、倉庫の実態を総合把握して経営に活かす効率化を目指す」と語った。

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LOGISTICS TODAY編集部