サービス・商品東京大学発のロボット開発ベンチャー、キビテク(東京都品川区)は4月30日、自社開発のロボット導入支援サービス「HATS」にフリート管理機能を追加したと発表した。小型で安価な搬送ロボットを複数台使い、コストを抑えながら適応性の高い搬送ロボットシステムを構築することが可能になった。
HATSは工場や物流施設などへのロボット導入を支援するサービスで、導入後のシミュレーションや費用対効果予測から、システムとロボットの連携、ロボットの選定、AI(人工知能)による再学習など、検討・企画段階から導入、保守までサポートする。
今回追加されたフリートコントロールは、複数台のロボットを統合管理できるシステムで、遠隔サポート機能を用いて、ロボットの最適なルートを検討し、稼働状況を把握。トラブル発生時にも迅速な対応する。具体的には、施設内の通路の交差点などで別のロボットが進入していることを察知して一旦停止するほか、呼び出しに対して最寄りのロボットのみが反応するといった機能がある。
これによって工場や倉庫、医療施設などの現場での搬送業務をスムーズに進め、安全を高めることで、業務の効率化を図る。また、機動的にロボットを運用できるので、待機するロボットを削減できるほか、時間帯によって別の場所でも運用できる。
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