
▲「GLP 熊本菊池」完成イメージ(出所:日本GLP)
拠点・施設日本GLP(東京都中央区)は7日、熊本県菊池市に延床面積1万8000平方メートルの物流施設「GLP 熊本菊池」を開発すると発表した。施設は7月に着工し、26年8月末に完成する予定。新設となる自動車専用道路・大津西インターチェンジ(IC、仮称)から2.8キロの位置に立地する。
施設は半導体企業TSMC(台湾)やソニー、東京エレクトロンなどが集結する半導体工業団地の近隣に位置する。熊本空港から12キロ、九州縦貫自動車道・熊本ICから15キロの距離にある。九州全域をカバーする広域配送の拠点として機能する。
施設は地上2階建てのボックス型で1社での専有利用を想定する。敷地面積1万9000平方メートルの敷地内に建設し、2層使いによる効率的な荷物の搬出入作業を実現する。1階には10トントラック19台分、4トントラック29台分が接車可能な片面バースを設置。庫内には最新の垂直搬送機2台と荷物用エレベーター2台を備えた。精密機器の保管に不可欠な全館空調設備を完備する。従業員の就労環境に配慮し、休憩スペースや給湯室を設置するほか、乗用車100台分の駐車場を整備する。セキュリティー面では、ハイセキュリティーを求める顧客ニーズに対応し、1社専有による高度な管理体制を構築する。
日本GLPは国内で180物件、総延床面積1100万平方メートルの施設を開発・運営する。熊本県内ではすでに「GLP 熊本大津」を開発し、半導体関連企業から多くの引き合いを受ける。九州では大規模開発「GLP 福岡ICプロジェクト」も始動させ、地域での開発を加速する。
日本GLPの帖佐義之社長は「熊本県内で2棟目となるGLP 熊本菊池の開発を発表できることを大変嬉しく思う。半導体関連企業の進出やインフラ整備が進み今後も経済成長と人口増加が見込まれており、地域経済の更なる発展に貢献する」と述べた。
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