調査・データT2(東京都千代田区)、住友化学、住化ロジスティクス(東京都中央区、SLC)は8日、化学品の自動運転トラックによる幹線輸送の実証試験を7月から開始すると発表した。
実証試験では、住友化学グループが製造する化学品をT2が開発したレベル2相当の自動運転トラックで輸送する。関東から関西までの高速道路一部区間500キロを走行する。カーボンニュートラル燃料を使用し、環境負荷低減を図る。

(出所:T2)
輸送経路は、住友化学千葉事業所(千葉県袖ケ浦市)から大阪地区中継拠点まで。実証試験には運転手が乗車する。住友化学が積載貨物を、SLCが輸送オペレーションを提供し、T2が全体マネジメントと実験用車両の提供を担う。
貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートと走行リードタイムを検証。加えて、想定したオペレーションパターンの有効性とカーボンニュートラル燃料を用いた輸送の有効性についても検証を進める。
3社は本実証試験の結果を踏まえ、T2が2027年に予定するレベル4自動運転トラックの実用化に向けて連携を深める。また、廃食油を主原料とする次世代軽油代替燃料「リニューアブルディーゼル」の使用も目指す。
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