財務・人事住友倉庫は9日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比4.7%増の1933億9800万円、営業利益は同0.7%増の132億7500万円、最終利益は60.6%増の200億6500万円と増収増益だった。
物流事業セグメントの売上高は5.1%増の1827億100万円、セグメント利益は5.4%増の140億6900万円だった。倉庫業は輸送機器用部品及び地金等の取扱いが増加したことから2.3%増。港湾運送業では一般荷捌およびコンテナ荷捌の取扱いが堅調に推移し、7.2%増となった。国際輸送業は国際一貫輸送、プロジェクト輸送および航空貨物の取扱増加に伴い増収となり、海外子会社も取扱いは減少したものの円安効果により増収となったことから8.3%増だった。陸上運送業およびその他の業務では、eコマース(電子商取引)関連に係る輸送などの取扱いが増加し、2.8%増だった。国内においては、福岡市で建設を進めていた新倉庫を1月に竣工させたほか、食品などの定温保管需要の高まりを捉えて一部倉庫施設で定温設備を増設した。またDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の取組みとして、大阪市の配送センターで進めていた自動化機器の導入工事を1月に完了した。
26年3月期の通期予想は、売上高は1.9%増の1970億円、営業利益は9.6%減の120億円、最終利益は13.3%減の174億円を見込んだ。
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