財務・人事センコーグループホールディングス(GHD)が12日に発表した2025年3月期の連結決算は、売上高8545億5000万円(前年比9.8%増)、営業利益349億4600万円(同16.1%増)、経常利益337億6700万円(10.7%増)、最終利益186億1000万円(16.7%増)の増収大幅増益となった。物価や人件費といったコストの上昇などがあったものの、拡販や料金・価格改定にグループ全体で取り組んだことや、M&Aの収益寄与があったことなどが業績をけん引した。
セグメント別では、物流事業の売上高が5505億1000万円で548億8300万円の増収。セグメント利益は323億6400万円と同56億9900万円の増益を記録した。
商事・貿易事業は、仕入れ価格上昇の影響があったが、売上高は1779億8400万円と65億9800万円の増収となり、セグメント利益も29億500万円と5億4600万円の増益となった。
ライフサポート事業では、M&Aの収益寄与や、新規出店効果などによる利用者数、来店者数の増加があった。売上高は630億1300万円と127億7600万円の増収となったものの、採用コストを含めた人件費コスト増加などにより、セグメント利益は11億6100万円と1700万円の減益だった。
ビジネスサポート事業は、ホテル事業の回復などに努めたことやM&Aの収益寄与で、営業収益が155億400万円と同18億6600万円の増収となり、セグメント利益も28億4300万円と同9億1000万円の増益となった。
プロダクト事業は、物価上昇による節約志向の高まりなどで販売数量が減少。原料仕入れ価格上昇の影響があったものの、価格改定で利益確保を図った結果、セグメント利益は3億700万円と同5700万円の減益にとどめた。
26年3月期の連結業績は、売上高9100億円(6.5%増)、営業利益400億円(14.5%増)、経常利益(12.5%増)、最終利益216億円(16.1%増)を見込んでいる。
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