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東邦HD、スペシャリティ薬宅配「L1MON」佐川と連携

2025年5月12日 (月)

メディカル東邦ホールディングスは12日、希少疾患の治療薬や特殊な取り扱いが必要なスペシャリティ医薬品の患者宅配送サービス「L1MON」(リムオン)を構築し、5月からサービスを開始すると発表した。佐川急便が提供する「定温輸送BOX(ボックス)」と配送網を活用し、患者の医療アクセス改善を目指す。

「リムオン」は、患者が薬局で申し込むと、薬局から佐川急便のインフラを使い、患者の希望日時に薬剤が自宅へ配送されるサービス。名称は「ラストワンマイル」と「オンライン」を組み合わせた。

(出所:東邦HD)

背景には、スペシャリティ薬などの厳格な温度管理を要する医薬品の拡大予測がある。また、オンライン診療や電子処方箋の開始など医療DXが加速する中、温度管理が必要な薬剤の処方機会が増え、患者宅への配送ニーズが高まっている。

本サービスの対象薬剤第一弾として、5月からアルジェニクスジャパンの「ヒフデュラ配合皮下注」の配送を開始する。同剤は全身型重症筋無力症や慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の治療薬。患者の中には自力での歩行が困難な人もいて、薬剤の持ち帰りが大きな負担となっていた。

東邦ホールディングスは、マイナンバーカードの保険証利用(マイナ保険証)普及やオンライン服薬指導の進展など、将来的な医療環境の変化も見据え、本サービスの社会実装を進めてきた。今後、対象エリアを順次拡大し、サービスのさらなる進化と普及に努める方針。

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LOGISTICS TODAY編集部
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