行政・団体公正取引委員会は13日、日精樹脂工業が下請法に違反したとして、同社に勧告を行ったと発表した。同社が下請け事業者に不当な経済上の利益を提供させる行為や、不当な給付内容の変更を強要していたことが判明したことによるもの。
日精樹脂工業は、下請け事業者に木型や金型を無償で保管させ、長期間使用されていないものを含む260型を引き続き保管させていた。また、射出成形機の部品3600台を発注しながら、2250台を受領後、残り1350台分の発注を一方的に取り消し、下請け事業者が調達した原材料費1267万4750円を支払わなかった。
公取委は、日精樹脂工業に対し、無償保管させた木型などの費用や未受領分の原材料費を速やかに支払うよう命じた。また、下請法違反行為が再発しないよう社内体制を整備し、発注担当者への研修を実施することを求めた。
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