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千葉大、ドローンにフクロウ模倣の静音プロペラ

2025年5月29日 (木)

▲フクロウの翼構造を模倣したドローン用プロペラ(出所:千葉大学)

調査・データ千葉大学(千葉市稲毛区)は28日、三井化学と共同で、フクロウの翼構造を模倣したドローン用プロペラを開発し、騒音低減効果を実証したと発表した。直径72センチを超えるプロペラは、大型ドローンや空飛ぶ車両への搭載が可能とされ、都市部での航空物流や次世代交通への応用が期待される。

同プロペラは、フクロウの羽根に見られる鋸歯状構造を再現し、空気の渦流を抑制することで騒音の発生源を軽減する。研究グループは形状の異なる複数のモデルを比較し、幅と振幅が6ミリ、間隔が8ミリの「SER6」型で最大3デシベルの騒音低減を達成。空力性能の低下も4-8%に抑えられた。

都市型航空物流では、騒音問題が普及の妨げとなっており、同研究の成果により静音性と性能の両立が可能となり、大型無人航空機の実用化を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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