サービス・商品Gaussy(東京都港区)が運営する倉庫ロボットサービスRoboware(ロボウェア)は3日、企業に対してベンダーフリーで自動化を支援するサービス「Robowareコンシェルジュ」を開始したと発表した。国内外の物流ロボットの中から、顧客の現場に本当に合う1台を中立的な立場から提案する。
Robowareは、企業規模や業種を問わず柔軟に自動化ができる世界の実現を目指し、2019年から自動化システムの設計や導入、運用、保守をワンストップで提供している。これまでは中国や米国の物流ロボットメーカー6社と販売パートナー契約を結び、複数機種の中から最適なシステムを提案してきた。
しかし、物流ロボティクス国内市場では中国や欧米をはじめとする海外メーカーの参入が活発になっており、利用者にとって最適な自動化システムやロボットを探し出すことが難しくなっている。こうした中、「工程を自動化したいが、そもそも何から始めたらいいか分からない」「海外製ロボットに興味があるが、日本に支社や販売代理店がない」といった相談も増えてきた。
こうしたことから、ベンダーフリーで自動化の伴走支援を行うことにした。これによって、国内で導入例のないロボットを含めた検討ができるようになり、選定の幅が広がるほか、異なるメーカーのロボットを併用した運用も可能になる。
システム導入の相談を受けた後は、現状診断から要件整理、設計、実機でのデモンストレーション、導入工事、教育・研修まで一貫して支援し、導入後のメンテナンスや運用改善にも対応する。
同社は顧客として、初めて自動化に取り組む企業のほか、1社製品だけでは最適な自動化が難しい企業や、既存のロボットに不満や追加ニーズがある企業などを想定している。
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