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新東工業、タイの新工場が稼働を開始

2013年11月11日 (月)
新東工業タイ新工場

新東工業タイ新工場

荷主新東工業(名古屋市中区)は8日、タイの製造・販売子会社「タイ新東工業」が同国ロジャナ工業団地内で取得した土地に新工場を竣工した、と発表した。既に稼働を開始し、汎用ショットブラスト装置の生産を拡大している。

これまで同社グループはタイで、自動車メーカー、部品メーカーに対して鋳造装置や表面処理装置などの設備を日本からの輸出によって納入し、タイ新東が部品供給などの納入設備のメンテナンスを担っていた。

さらに需要の拡大が見込まれることからタイ新東を同地域の「ものづくり」中核拠点に位置づけ、汎用性の高いショットブラスト装置や集塵装置などを新工場で生産、販売する現地化を進めることにしたもの。

新工場では、コスト分析による内外作区分や調達先の見直しを行うほか、設計変更などによるコストダウンを追求するとともに、市場ニーズに対応するリードタイムの短縮を実現した。機種によっては従来比で30%短縮できたという。

また、先の大洪水で水没した旧工場の経験を踏まえ、防波堤の設置に加えて洪水時の電源確保や緊急避難して事業継続を可能とするため、工場内のインフラを整備した。

■タイ新東工業新工場の概要
所在地:Rojana industrial park 2 44 Moo 4 Banchang, U-Thai, Ayutthaya 13210 Thailand
名称:タイ新東工業本社工場
建屋構造:鉄骨2階建て
延床面積:5300m²
機能:1階3620m²、2階1680m²
総投資額:7億円(2億2300万タイバーツ)