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商船三井、固体酸化物型燃料電池LNG船でAiP取得

2025年6月5日 (木)

▲コンテナ化されたSOFCモジュールのイメージ図(出所:商船三井)

認証・表彰商船三井は4日、サムスン重工業(韓国)と共同で、固体酸化物型燃料電池(SOFC)を搭載したLNG(液化天然ガス)運搬船の設計について、ロイド船級協会(英国)から基本承認(AiP)を取得したと発表した。SOFCはブルームエナジー製で、出力は300キロワット。通常の発電機に加え、2027年に完成予定のLNG船に搭載される。

SOFCは燃焼を伴わず、天然ガスや水素などの燃料を直接電気や熱に変換できる高効率な発電方式であり、温室効果ガス(GHG)排出量の大幅削減が可能とされる。また、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などの排出も抑制でき、メタンスリップも最小限にとどめることができる。

同社は22年からサムスン重工業と協議を重ね、ハザードの特定(HAZID)と運用性リスク評価(HAZOP)を実施した。AiPの授与式は6月3日、国際海事展「ノルシッピング2025」で行われた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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